イギリス在住の皆さん、現地で貰ったポンドはどう運用していますか？海外での資産の扱いは中々ハードルが高いですよね。
そんな中最も手軽にお金を増やせる手段が銀行預金、中でも受け取れる金利が高い定期預金になります。
でも銀行預金なんて、金利が低くて受け取れる金利なんて大したことないんじゃないの？
確かに低金利の日本ではそのような認識ですよね。しかしイギリスでは驚きの金利が設定されていることがあります。詳しく見てみましょう。
日本とイギリスの銀行の金利を比べてみよう
日本の銀行の金利は低くて預ける気が起きない
皆さん、日本では銀行の定期預金使っていましたか？下は価格.comによる日本の銀行の定期預金ランキングですが、年利0.1％以下がほとんど。
特にメガバンクは軒並み0.002％と、1年間100万円預けても、コーヒー1杯分の金利ももらえません。
確かにこれでは積極的に定期預金を活用してお金を増やそうという気は起きませんね。
イギリスの銀行の金利を見るとやる気が出る
一方、私が2019年にHSBC銀行で申し込んだ積立定期預金は年利5%！トータルで40万円程預けただけですが、1年で1万円以上もの金利が貰えてしまいました。
コロナによる経済の落ち込みと、それによるイギリス中央銀行の政策金利の低下により、さすがに2020年はこの金利は見なくなりました。
それでもHSBCの2020年11月時点での定期預金金利は2.75％。日本の1番だったあおぞら銀行と比べても10倍以上高い金利を誇っています。
何故イギリスの銀行金利は高いのか
それは日本と比べて政策金利が高いというのもありますし、銀行は預金で集めたお金をそれだけ高い金利でも貸すことができるお客を持っているということでもあるでしょう。
イギリスは物価上昇も続いていますし、不動産価格に至っては年間2.5−3.5％もの高い伸びを記録しています。ブレグジットで経済の後退が予測されて久しいですが、預金金利が高いということはまだ経済が底固いということも言えるのかもしれません。
イギリス在住者に定期預金をおすすめする理由
実は日本の銀行でも外貨建ての定期預金などの取り扱いがあり、日本の通常の定期預金よりも高い金利が設定されていることがあります。
しかしこの外貨預金の1番の大きな問題が、為替リスクがつきまとうということです。日本円をベースの通貨として外貨預金を行うと、為替が円安に振れた時に受け取る金利以上の損をしてしまうことがあります。
また外貨両替が発生するので、少なくない手数料が発生し、それにより実際に受け取れる金利が減ってしまいます。
その点イギリス在住の方は既に給料で受け取っている現地通貨のポンドが手元にあり、日本円をポンドに両替する手数料を考える必要がありません。
また現地の銀行口座を持っていれば、直接定期預金を申し込めるので、日本の銀行を通す際の余計な手数料が発生しません。これは在住者だけの特権ですね。
イギリスの定期預金おすすめ3選
イギリスの定期預金は、毎月一定の額を積み立てし、1年後に金利と共に払い戻されるという積立定期預金の形式が多いですので、今回はそちらのタイプの中から、特に金利が高くておすすめの定期預金をご紹介します。なお、この情報は2020年11月時点の情報となります。
HSBC Regular Saver
最初にご紹介するのが、HSBC銀行のRegular Saverです。こちらは月々の積み立ては£25〜£250の間で選択でき、金利は1.0％（2020年11月改定）です。
最大積み立てした場合、1年後には£3,000預けたものが£3,016となって受け取れます。金利だけで約2,000円ほどプラスになります。
NatWest Digital Regular Saver
次にご紹介するのが、NatWest銀行のDigital Regular Saverです。こちらは月々の積み立ては£50と少ないですが、金利は3.04％です。
最大積み立てした場合、1年後には£600預けたものが£609.88となって受け取れます。金利だけで約1,300円ほどプラスになります。
トータル額は少ないですが、少しだけでも定期預金に入れてみよう、という方に良いのではないでしょうか。
Lloyds Bank Montly Saver
最後にご紹介するのが、跳ね馬がシンボルマークのLloyds銀行のMonthly Saverです。こちらは月々の積み立ては£25〜£250の間で選択でき、金利は1.00％です。
最大積み立てした場合、1年後には£3,000預けたものが£3,015となって受け取れます。金利だけで約2,000円ほどプラスになります。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は金利の高い銀行をご紹介しましたが、きっとあなたのメインバンクにもRegular Saving Accoutはあるはずなので、金利や条件などを確認してみてはいかがでしょうか。
普通口座に寝かせておくよりも、きっと金利が良いはずです。それでは、少しでもこの記事があなたの役に立つことを願っています。
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