【要注意】海外駐在中の証券口座はどうなる?海外駐在2年目の私が解説します

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駐在前の悩み1
駐在前の悩み1

急な海外駐在が決まりました。そんな時所有している証券口座はどうすればよいのでしょうか?

駐在前の悩み2
駐在前の悩み2

面倒だし、証券会社に伝えなくてもこっそり取引を維持できるんじゃないの?

まさに私も悩んだ一人ですが、こっそり取引は良くありません!このブログを読むと、これらの悩みを解決できます。

①海外から日本の証券会社での取引はできない
②日本出国時の対応は証券会社によって異なる
③対応が良いのは楽天証券

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海外赴任時、日本の株式・投信取引はできるのか?

海外駐在時、日本の株式・投信取引はできるのか?

海外駐在するということは、基本的に1年以上日本を離れ、日本から住民票を抜いて「非居住者」になることになります。その場合の日本の証券口座の扱いについて確認していきましょう。

日本非居住者の定義

日本非居住者の定義とは、以下になります。今回はSBI証券様の記載を参照させて頂きました。

・外国にある事務所(本邦法人の海外支店等及び現地法人並びに国際機関を含む)に勤務する目的で出国し外国に滞在する者。
・2年以上外国に滞在する目的で出国し外国に滞在する者。
・本邦出国後外国に2年以上滞在するに至った者。
・1年以上にわたり日本以外に居住する者。
・期間の定めのない海外転勤、海外留学。
・上記に掲げる者で、事務連絡、休暇等のため一時帰国し、その滞在期間が6ヶ月未満の者。(但し、上記に関わらず、本邦の在外 公館に勤務する目的で出国し、外国に滞在する方は、「居住者」として扱われます)

SBI証券 海外転勤等の理由により出国(非居住)される方への対応について

つまり、海外駐在に限らず、海外留学・ワーキングホリデーなども含めて1年以上海外に住む場合は非居住者です。また世界一周など海外に居住しなくとも、2年以上海外に滞在し続ける方は対象ということですね。

海外住まいで日本の証券口座での運用は可能か?

では海外に住むようになった日本非居住者が、引き続き日本の証券口座で取引を継続することはできるのでしょうか?結論から言うと、できません!

日本の証券会社は、日本の金融庁から事業免許を取得して、日本国内での金融取引に関する事業許可を得ています。その範囲を超えて、海外に在住する契約者の取引を仲介してしまうと、それは金融商品取引法の違反となってしまいます。

よって海外に転居する前に、証券会社に連絡して、その指示に従う必要があります。

証券会社にこっそり隠れて取引できる?

証券会社にこっそり隠れて取引できる?

今は株式・投信投資もネット取引がメイン。非居住者になることを証券会社に連絡しないで、引き続き海外から取引を続けることができるのではないか?と考える方もいるのではないでしょうか。

証券会社に隠れての海外からの取引は絶対にやめた方が良いです。インターネットのアクセスはどの国から行われているか、簡単にわかってしまう時代です。1年以上継続して海外からのアクセスで取引されている口座を、証券会社は怪しむでしょう。

海外取引が証券会社にバレた場合、最悪即座の口座凍結という対応が予想されます。例えば、SBI証券のWebサイトには下記のような記載があります。そうなる前に、きちんと証券会社には海外居住となることを連絡しましょう。

なお、出国後に「(本邦)非居住者」に該当することが判明した場合、当社にて速やかにお取引の制限、特定口座やNISA口座(ジュニアNISA口座)の廃止などの手続きをさせていただきますのでご了承ください

SBI証券 海外転勤等の理由により出国(非居住)される方への対応について

また、海外在住者は現地の証券会社を使った取引は可能です。私はイギリスでバンガード証券の口座を開設して米国株投資を行っていますので、ご興味ある方はこちらの記事をご覧下さい。

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証券会社別、非居住者の口座取り扱い

証券会社別、非居住者の口座取り扱い

ここからは、証券会社別に非居住者の対応についてご紹介したいと思います。最近手数料が安いことから、利用されている方が多いネット証券に絞って対応を調べましたので、参考にしてみて下さい。

SBI証券

当社に証券総合口座をお持ちのお客さまが、海外勤務等の理由により一時的に出国「(本邦)非居住者」 される場合、原則「帰国されるまでの間」も当社の証券総合口座(お客さま名義)にて有価証券等をお預けいただくことができます。

ただし、当社では日本国外で金融商品取引業務を行う許可(免許)などを海外の監督官庁等から得ておらず、居住国の法令諸規則に則った対応を行うことはできません。

SBI証券 海外転勤等の理由により出国(非居住)される方への対応について

このように、SBI証券は証券口座を維持し、株式を維持することは可能だが、新たな取引はできない。というのが方針のようです。但し詳しくはカスタマーサービスにお問い合わせ下さいとのことです。

楽天証券

出典:楽天証券 海外出国のお手続き

楽天証券の場合、対応が非常にわかり易くまとめてあります。証券口座を維持し、株式を維持することは可能だが、新たな取引はできない特定口座は出国時には一般口座に移るが、帰国時に特定口座に戻せる。というのがポイントになります。

松井証券

非居住者となる場合、特定口座は継続利用できません。特定口座で保有する株式は一般口座へ振替え、速やかに閉鎖していただく必要があります。

出典:松井証券Q&A 海外転勤が決まりました。何か手続きは必要ですか。

松井証券の場合も詳しくはカスタマーセンターに電話して聞いて下さい、という案内でした。こちらの案内を見る限りは、証券口座を維持し、株式を維持することは可能だが、新たな取引はできない特定口座は出国時に閉鎖され、一般口座へ振り替えられる。というのが基本的な対応となります。

実際私の場合は松井証券で口座を持っていますが、海外在住の今は全て一般口座での保有となっています。ただ口座画面は普通にアクセスできますし、保有株式についても通常通り確認できますので、これは良いポイントです。

GMOクリック証券

海外の滞在期間が1年以上の場合は、恐れ入りますが、口座解約の手続きをお願いしております。
海外でのお取引につきまして、インターネットが接続可能な環境であれば、海外からのアクセスは可能でございますが、当社提供のサービスは、日本国内に居住のお客様を対象とさせていただいておりますので、不具合が発生する恐れがございます。

出典:GMOクリック証券 海外へ居住・転勤・留学となりました。取引は継続できますか?

証券口座を維持することはできず、口座解約が必要これはこれまでの中では一番厳しい対応を迫られます。

マネックス証券

海外赴任等の理由により、法令の定める「非居住者」に該当する場合、証券総合取引口座を「解約」していただくか、当社が認める範囲で「休眠口座」として口座を継続することができます。
外国商品や信用建玉などを保有されている場合は、出国前に売却・決済していただくようお願いいたします。
全ての商品をお取引いただくことができません。(お預かりするのみとなります。)
特定口座や非課税口座(NISA)は国内居住者が利用できる制度のため、廃止させていただきます。

出典:マネックス証券

証券口座を維持し、株式を維持することは可能だが、新たな取引はできない(休眠口座)特定口座は出国時に閉鎖され、一般口座へ振り替えられるという、一般的な対応となるようです。

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海外駐在の可能性がある方におすすめなのは楽天証券・松井証券

このように、証券会社によって非居住者となった場合の対応について異なっていたり、Webサイトへの記載の丁寧さもバラバラでした。そんな中おすすめできるのは次の2社です。

楽天証券・・・海外居住者へのサイトでの案内が非常に親切で、非居住者となった場合でも特定口座やNISA口座の継続など、口座維持の自由度が高い

松井証券 ・・・海外居住中も日本と変わらずプラットフォームにアクセス可能。

将来海外駐在の可能性がある方は、是非検討してみて下さい。また、海外在住となった場合のNISA口座の取り扱いについては、別記事にまとめています。

また、私はイギリス在住後に現地の証券会社で投資を始めました。もし海外赴任先での株式投資に興味がある方は、こちらの記事もご覧下さい。

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