【メリット多数】イギリスに住んだら非課税でお金を運用!ISA制度を徹底解説

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日本のNISAはイギリスを参考にしたと聞いたんだけど、本家はどんな制度なの?

イギリス在住で資産運用をしたいのですが、何か良い方法はありますか?

日本のNISA制度のお手本となったイギリスのISA制度はとても優秀な制度で、在住の日本人の方も是非活用を検討してみると良いと思います!

この記事を読むと、次のポイントを知ることができます。
①日本のNISAのお手本となったイギリスISA制度について
②イギリス在住の日本人のISA活用方法について

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イギリスISAの種類と特徴

イギリスISAの種類と特徴

ISA(Individual Savings Account)とは

ISAとは、Individual Savings Accountの略称で、イギリスで1999年から導入された、非課税で利息や配当、利益等を受け取れる制度です。

日本のNISA(少額投資非課税制度)は、Nippon Individual Savings Accountの略称なのですが、実はNISAはイギリスISAを参考に作られた制度です。

そんな先駆者のISAは、日本と比べると種類がとても多いんです。どこまでをISA制度と呼ぶかは諸説あるようですが、ISAの名前が付くものは何と次に挙げる6つもあるんです。

1. Cash ISA(預金型)
2. Stocks and Shares ISA(株式型) →日本のNISAのモデル
3. Junior ISA(株式型) →日本のジュニアNISAのモデル
4. Lifetime ISA(住宅購入用途・株式型)
5. Help to Buy ISA(住宅購入用途・預金型)
6. Innovative Finance ISA(ソーシャルレンディング)

Stocks and Shares ISA(株式型ISA)について

Stocks and Shares ISA(株式型ISA)について

イギリスで持ち家を検討されている方はLifetime ISAやHelp to Buy ISAも検討する価値があると思いますが、本記事では海外駐在及び短期滞在の方を対象として、Stocks and Shares ISAについて取り上げてみたいと思います。

ちなみに、預金型のCash ISAも検討の価値はありますが、利息を考えると定期預金にかないません。定期預金に関しては別記事にまとめていますので、こちらをご覧下さい。

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Stocks and Shares ISA(株式型ISA)の特徴徹底解説

年間上限額と期間

イギリスの株式ISAの年間投資上限額は2万ポンド、日本円にして約270万円(2020年11月時点)です。そして非課税期間は驚きの無制限!

また、このISAは2008年からは投資期間が恒久的な制度になったので、永久に毎年270万円を積み上げていくことが可能です。素晴らしい制度ですよね。

ISAを参考にしたという日本のNISAは、一般NISAは年120万円が上限で非課税期間は5年、投資期間は10年間。つみたてNISAは年40万円が上限で非課税期間は20年、投資期間は20年間なので、まだまだ制度の内容面では本家のISAには追い付いていません。

年度の切り替わりタイミング

年度の切り替わりタイミング

年間投資枠は、イギリスのTax year毎にリセットされます。Tax yearは4月6日から翌年4月5日までとなっています。その為4月は駆け込み投資と、利用枠リセット後の投資により、ISAへの資金流入が年間を通して一番多い月となっているようです。

またこれは日本と同じく、未使用枠についてはキャリーオーバーできません。

海外移住時の取り扱い

私は日本でNISAを活用した投資を行っていましたが、出国時にNISA口座を閉じて全て課税口座に移管されるという憂き目に会いました。詳しくは別記事にまとめています。

イギリスISAの場合、証券会社に連絡をすれば、海外移住時もISA口座を維持可能な上に、非課税の恩恵も継続して受けられます

また日本NISAの場合は海外居住が5年以内という条件付きですが、イギリスISAの場合は海外居住期間の制限もありません

詳しくはこちらのイギリス政府のISA紹介ページに記載されています。

但し日本に帰国して日本の居住者に戻った場合は、海外の資産に対しても日本で税金を支払う必要があり、確定申告が必要という認識です。その点は手間ですし資産形成のスピードも減速しますので、帰国時に売却するか、継続して運用するかは是非検討して下さい。

日本のNISAとの比較

日本で既にNISAで投資されたことがある方も多いと思いますので、それとの比較という形でイギリスのISAを説明したいと思います。

日本のNISAとの比較

年間非課税枠は日本の一般NISAと比べて2倍以上、しかも非課税期間はつみたてNISAの20年が霞んでしまう無制限です。日本人から見ると、うらやましい限りですね。

ちなみに、ジュニアISA・NISA同士も比較してみました。

日本のNISAとの比較 ジュニアISA

18歳までは払い出しに条件があるというのは共に一緒ですが、イギリス版は18歳になったら自動的にStock&Shares ISAに移行されるので、非課税期間は無制限となります。

日本のジュニアISAは18歳まで引き出せない割に非課税期間は5年間しかないので、あまりメリットを感じなかったのですが、これなら子供が生まれると同時にジュニアISAを開設して、教育費の積み立てをするモチベーションが沸きそうです。

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イギリス在住日本人へのISA利用のススメ

イギリス在住日本人へのISA利用のススメ

イギリスISA利用をおすすめする3つの理由

海外居住者は日本の証券会社を通じた取引ができないので、イギリス在住で投資を行うにはイギリスの証券会社で口座を開設して取引する必要があります

私は渡英してしばらくはそのハードルが高く感じていたのですが、ISA制度について勉強してからは、証券口座を開設して投資信託の運用を始めました。その理由は、

  1. 手元にある余剰ポンドを銀行に寝かせるだけではなく、運用したかった
  2. 年間20,000ポンドまで非課税投資可能な本家ISAを活用したかった
  3. 日本では開設できないVanguardのプラットフォームで運用したかった

これまでご説明したように、イギリスISAの制度はかなり魅力的ですが、イギリスの証券会社の手数料は全般的に非常に高いんですよね。そんな中あの有名なVanguard証券の口座をイギリスで開設できると知ったのも大きかったです。

Vanguard証券について解説した記事はこちらになります。

投資したポンドの活用戦略

投資したポンドの活用戦略

海外で資産運用に手を出すもう一つのハードルが、外貨ベースの資産の日本帰国後の扱いですが、私の出口戦略としては2つありまして、

  1. 為替・送金手数料の安いTransferwiseによる日本円の送金
  2. 海外利用機能が魅力的なスターリング銀行(Starling Bank)でポンドを保有して利用

を考えています。それぞれの内容は別記事にしていますので、良ければ参照下さい。

この記事がイギリスでISA制度の活用について考えるきっかけになって頂ければ幸いです。

コメント

  1. […] ISA制度の良いところをそぎ落としたような日本のNISA制度… ※参考 […]

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