完全無料!スターリング銀行で日本帰国後もポンドをお得に保有する方法

スターリング銀行
スポンサーリンク

先日はイギリスで得られたポンドについて、日本帰国時にいかに効率的に日本円に両替して送金するかについて考え、Transferwiseのマルチカレンシー口座を活用する方法を以前ご紹介しました。それでは、日本に送金してもすぐに使う予定の無いポンドはどのように扱うのが良いでしょうか?私のおすすめはスターリング銀行(Starling Bank)の口座での保有です。

それでは私がスターリング銀行をおすすめする理由を解説します。

スポンサーリンク

日本帰国後もポンドを保有しておくメリット

Pound

イギリスでの利用時に為替や手数料の影響を受けない

ポンドを保有し続ける一番のメリットは、将来イギリスでポンドでの買い物や支払いがある場合に、為替レートの影響を考える必要が無く、手数料無しで取引ができるという点でしょう。ポンドを一旦日本円に戻し、更にポンドで取引する場合、往復(ポンド→円、円→ポンド)の手数料が発生し、どんなに低コストの方法を選んでも必ず0にはなりません。まず将来確実にポンドでの利用予定がある分については、ポンドで所有し続けて良いと言えるでしょう。

イギリス以外の海外での利用時にも有利

次に考えるのは、イギリス以外の海外で外貨を利用するシーンです。旅行や出張の機会にヨーロッパに行くとユーロが必要ですし、アメリカに行くとドルが必要になります。そんな時に日本円以外にポンドを所有しておくメリットは2つあります。

  1. 為替レートが有利に両替できる
  2. イギリスのフィンテックを活用して手数料を抑えられる

1つ目に関しては、外貨を利用するタイミングで、もし円安であればポンドから両替し、ポンド安でしたら日本円から両替する、というレートを考えた有利な両替が可能となります。自分の中の基軸通貨を2つ所有し、より有利な方を利用するというイメージです。

2つ目は、日本と比べて進んでいるイギリスのフィンテックのサービスを活用できるというメリットです。イギリス発のフィンテックを活用したチャレンジャーバンクとしては、Revolut, Monzo, Transferwise, Starling Bankなどが知られています。これらのサービスは、実店舗を持たない代わりに取引を全てインターネット上で完結させ、ユーザーのメリットが大きいサービスを提供しています。その中でも私がポンドを長期保有するのにおすすめするのが、スターリング銀行(Starling Bank)になります。

スポンサーリンク

スターリング銀行でポンドを保有するメリット

スターリング カード

海外でのデビットカードの利用手数料完全無料

まずスターリング銀行の開設・維持は完全無料で、自動的にデビットカードが発行できます。しかも上の写真のようにミントグリーンでデザイン性の高い非常におしゃれなカードです。このデビットカードが非常に優秀で、まずどんな通貨でも市場の為替レートとほぼ同じマスターカードのレートを使って、手数料完全無料で利用できます。日本のクレジットカードを海外で利用した場合は1.6〜2.1%程度の海外利用手数料を取られるのが通常ですが、このカードの場合手数料のことを一切考える必要がありません。

ATMでの外貨引き出し手数料が1日£300まで完全無料

次に私がスターリング銀行がチャレンジャーバンクの中で最も優れていると思っているポイントが、1日£300までは手数料無料でATMで現金を引き出せる点です。しかも、これはどの国のATMで現地通貨を引き出しても同じです。上限は毎日リセットされますので、1か月毎日引き出せば、£300×30日で最大£9,000も手数料無料で現金を引き出せてしまうのです。レートは先ほどと同じく市場レートにほぼ近いマスターカードレートになります。

これは、日本帰国後のポンド保有のハードルをぐっと下げてくれます。急に円が必要になった際でも有利に円を引き出せるのです。多めの金額を引き出す場合は毎日ATMで操作しなければならないのは手間ですが、手数料だけを考えればTransferwiseで送金するよりも有利なんです。

預金に対して0.05%の金利が付く

これもまたスターリング銀行の隠れたメリットですが、口座にお金を保有しているだけで、0.05%の金利が付きます。通常イギリスの銀行は、すぐに手をつけないお金をSaving accountという形で別にポットすることで金利を付けるという仕組みが多いのですが、スターリング銀行の場合普通に口座に入金しておくだけで金利を得られるんです。わずかではありますが、日本のゆうちょ銀行の普通預金の金利が0.001%であることを考えると、少なくとも日本の普通預金に寝かせておくよりは良いでしょう。

ちなみにこの金利、2020年3月までは£2,000までの預金額に対しては10倍の0.5%でした。これはイギリスの中央銀行であるイングランド銀行の金利引き下げの影響とのことなので、今後また改善していく余地があるとも言えます。またコロナの影響でどのチャレンジャーバンクも運営が厳しく、サービスや金利を引き下げる動きが多いです。スターリング銀行はその中でも黒字見込みであるという点は付け加えておきましょう。

スポンサーリンク

まとめ:日本帰国後の日本円送金はTransferwise、ポンド保有はスターリング銀行で

冒頭でご紹介したTransferwiseで賢く外貨を日本に送金する方法は、下の記事になります。日本ですぐに使うお金はこの方法で、すぐに使わないお金は今回ご紹介したスターリング銀行で保有することで、日本に帰国後もお得な海外旅行を楽しんでみるのはいかがでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました