【どこよりも詳しい】イギリスの携帯電話ネットワーク超まとめ

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最近イギリスに来て、携帯電話プランの契約をしようと思うのですが、日本のドコモやauにあたるキャリアはどのようなものがあるのでしょうか?

イギリスの格安SIMが気になっているのですが、どのようなネットワークを利用しているのでしょうか。

イギリスの携帯電話キャリア事情、渡英してすぐだとよくわかりませんよね。イギリスの4大携帯キャリアと、格安SIMを提供するMVNOの関係性をまとめました。

この記事を読むと、次のポイントを知ることができます。
①イギリスの携帯通信キャリアbig4とその特徴について
②携帯通信キャリアと格安SIM会社MVNOの関係について

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イギリスの4大携帯通信キャリア

ドコモ、au、ソフトバンク、楽天。日本で大手携帯通信キャリアと言えばこの4社が思い浮かびますよね。これらの会社は移動体通信事業者と呼ばれ、自ら基地局を整備して自前の通信ネットワークを有しています。

イギリスの場合、Mobile Network Operator(MNO)と呼ばれる自前の通信ネットワークを持つ携帯キャリアは4社あり、big4と呼ばれています。EE、O2、Vodafone、Threeの4社です。

これらのMNOだけに絞ったイギリスの中での回線シェアは、次のようなグラフになります。EE、O2、Vodafone、Threeという順番ですね。

イギリスの4大携帯通信キャリアシェア
出典:Statista 2018年データを元に筆者が編集

それでは、これら4社の概要を簡単に説明したいと思います。

EE

EE

EEはEverything Everywhereの略で、イギリスの携帯事業者のOrangeと、ドイツテレコムの携帯部門のT-mobileが共同で設立した会社です。

その後2016年にイギリス最大手の電話・インターネット事業者のBT(British Telecom)に売却されいています。現在ではイギリス最大の携帯電話事業者です。

O2

O2

O2はスペインの通信事業者Telefonicaが親会社の携帯事業者です。1985年の設立時はBTが出資していた会社ですが、今やEEがBTのブランドということで、複雑な関係です。

ロンドン東部のグリニッジにあるO2アリーナはO2が命名権を保有している競技場で、その奇抜なデザインと、屋上ツアーはロンドンの観光ポイントにもなっていますね。

O2アリーナ

Vodafone

Vodafone

Vodafoneは昔日本でも事業をやっていたので、馴染みのある名前ですよね。Softbankが日本の事業を買収しました。

本社はイギリスですが、世界中で携帯電話事業を手掛けており、海外旅行先で見かけたりお世話になった人も多いのではないでしょうか。

VodafoneはVoice Data FONE (PHONE)から命名されたということで、これは私も今回調べて初めて知りました。

Three

Three

Threeは街中で結構ショップを見かけて、知名度も高いのですが、この4社の中では一番シェアは低いです。その分安く魅力的な料金プランを提供している印象がありますね。

日本のAmazonでもThreeのSIMカードが手に入るので、私は渡英前にThreeのSIMを日本で購入して、入国時に差し替えて使っていました。

その設立は2003年と、非常に若い会社ですが、世界的にもネットワークを広げています。私はThree香港のeSIMプランをよく活用させてもらっています。

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イギリスの4大携帯ネットワークを比較する

イギリスの4大携帯ネットワークを比較する

エリアカバー率

エリアカバー率

日本と同じく、イギリスもどの携帯ネットワークも99%以上の人口カバー率を誇っており、普通の街に住んでいる限り、カバー率を気にする必要は無さそうです。

これは、携帯電話会社が競い合って基地局を積極的に整備してきた結果だと思います。

通信速度

通信速度

最近はスマートフォンで動画を見る機会も格段に増えて、データダウンロードのスピードは気になるところですよね。4G.co.ukというサイトでモバイルネットワークの通信速度をキャリア別に比較した結果を公開していますので、そちらをご紹介します。

ネットワーク4Gダウンロード速度
(Mbps)
4G遅延時間
(ms)
EE36.436.0
O218.238.1
Vodafone22.439.0
Three22.248.3

ダウンロード速度を比べると、EEが頭一つ抜けて速いですが、他の3社(O2、Vodafone、Three)はそこまで差は無いと言えそうですね。

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イギリスの格安SIM MVNO

イギリスの格安SIM MVNO

日本でも格安SIMが段々浸透してきました。格安SIM事業者はMVNO(Mobile Virtual Network Operator)と呼ばれており、基本的には自前のネットワークを持たず、MNOのネットワークを借りて携帯事業を行っています

MNVOの”V”はVertualのことで、日本では仮想移動体通信事業者と呼んでいますね。

イギリスでもMVNO事業はとても盛んで、色んな会社が参入して携帯電話料金の価格競争が行われています。結果、イギリスの携帯電話料金は日本と比べて非常に格安なレベルとなっています。

イギリスの携帯電話料金については、こちらの記事で詳しく触れていますので、良ければご覧下さい。

MVNOのタイプ

MVNOには、MNOのサブブランドとして事業を行っているタイプと、MNOとは全く関係無く、単にネットワークを借用して事業を行っているタイプに分かれます。

MVNOタイプ①:MNOのサブブランド

MNOのサブブランドとして事業を行っている会社には、giffgaff(O2の子会社)や、VOXI/talkmobile(Vodafone子会社)、SMARTY(Three子会社)があります。

親会社とはオペレーションを分けて、徹底的にコスト・料金を重視していたり、ブランドイメージを切り離して若者にターゲットを絞ったサービス設定や広告戦略を取ったり、親会社では出来ないブランディングをしています。

また使用するネットワークはもちろん親会社のものを活用しています。

MVNOタイプ②:別会社がMNOのネットワークを借用

MNOの資本とは関係なく、全くの別会社がMNOのネットワークだけを借りて携帯事業を行っているパターンもあります。

Tesco mobileやsky mobileなどは、スーパーマーケットやインターネット、テレビなど本来の事業で抱えている顧客に向けて、相乗効果のある料金プランを提供して、顧客の囲い込みを狙っています。

イギリス携帯通信キャリアとMVNO関係性まとめ

MVNOがどの携帯通信キャリアのネットワークを利用しているのか、一目でわかる表を作成しました。MVNOのSIMプランを選択する際に、お役に立てばと思います。是非ご活用下さい!

MVNO、MNO関係

MVNOの中のおすすめはSMARTYになります!

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