イギリスに引っ越すのですが、電気やガスの契約は日本とどう違って、何をすればよいのでしょうか?
イギリスの今の家は入居時から同じ会社を使っているのですが、もっと安い会社に乗り換えることはできるんですか?
私もイギリスに引っ越して電気・ガスの契約体系が日本と違って戸惑いました。今回その詳細と、利用スタイルに最適な安い会社に切り替える方法も解説します。既に入居済みの方も必見です!
この記事を読むと、次のポイントを知ることができます。
①イギリスの電気・ガス契約の仕組み
②利用スタイルに最適な料金の安い会社を探す方法
③私のおすすめの電力・ガス会社
イギリスの電気ガス契約の仕組み
海外に引っ越す際に最初に戸惑うのが、電気やガス・水道・インターネットなどのライフラインの契約ではないでしょうか。
ただでさえ家の勝手が日本と異なり戸惑う中、電気やガスが使えないなんてことになったら、茫然としてしてしまいます。
今回はイギリスの電気・ガス契約事情について、私の経験に基づいて説明したいと思います。
イギリスの電気ガス契約の仕組みは日本と大きく異なる
私がイギリスで引っ越しした際に、電気・ガスの契約について日本と大きく違うと思った点が2つあります。それは、
- イギリスは前の居住者が契約していた電気ガス会社の契約が継続される
- イギリスは入居時の電気ガスのメーターを自分で読む必要がある
という点です。それぞれご説明しますね。
1.イギリスは前の居住者が契約していた電気ガス会社の契約が継続される
まず1つ目の電気・ガス会社についてですが、前の居住者が契約を解除した後も、空き家だった期間も含めて、前の住民が契約していた電気・ガス会社から常に供給され続けています。
その為引越しして入居すると、何もしなくてもすぐに電気・ガスを利用できます。入居時点から不安無くライフラインを利用できるので、その点は安心できますね。
日本だと新しい家で開通手続きをして初めて電気・ガスが供給されるので、この点は結構違いますね。
電気・ガスの契約について、日本はどちらかと言うとユーザーに紐づくのに対して、イギリスは契約が家に紐づいていると考えるとイメージし易いかと思います。
2.イギリスは入居時の電気ガスのメーターを自分で読む必要がある
また2つ目のメーターについてですが、日本の場合基本メーターの数値を自分で読むことは無く、検針員の方が記録する、もしくはスマートメーターの場合自動的に記録されたものが使われますよね。
引っ越し時は開通手続きがあるので、開通時のメーター数値を契約開始時の数値として利用してくれます。
一方イギリスの場合はこの”開通”という作業が無く、電気ガスは空き家の期間も含めて供給され続けています。またメーターを検針してくれる訳ではないので、入居日の電気・ガスのメーターをきちんと自分で読んで記録しておくことがとても重要です。
そのメーターの値を電気・ガス会社に伝えることで、それ以降の利用から支払いの義務が発生するようになります。
たまに空き家だった時期の利用量まで請求されることがあるようですが、そこには支払い義務は無く、基本的に大家や管理会社が支払う部分ですので気を付けましょう。
必要以上に支払わない為にも、入居日のメーターを確実に読んでおくことが本当に重要です!証拠に写真を残しておくのも良いと思います。
イギリスで引っ越しをした。入居時にやるべきことは?
イギリスで引っ越しした際に、入居時にやることは2つです。
- 入居日の電気・ガスのメーター値を読んで現在の契約会社に連絡する
- 契約している電気・ガス会社を見直す
それぞれ説明していきましょう。
1.入居日の電気・ガスのメーター値を読んで現在の契約会社に連絡する
1つ目の電気・ガスのメーターについては、まずは家のどこにあるか探す所から始まります。重要な部分なので、管理会社や大家から説明を受けることが多いですが、分からない場合は確実に聞きましょう。
ガスメーターについてはm3(立方メートル)単位で、下3桁ほどの赤枠で囲まれている部分は小数点以下なので、それを除いた上の数字を読むようにしましょう。
その数値を、新居が契約中の電気ガス会社に連絡します。どの会社もインターネットで手続きができる所が多く、会社のサイトに行くと引っ越しで入居した場合の手続きを案内しているので、それに従いましょう。
今の契約会社は案内が郵便で届いていると思うので、そちらで確認しましょう。不明な場合はこちらのFind My Supplierでガス会社については住所から調べることが可能です。大抵電気もセットで契約していることが多いかと思います。
また最初にメーターの数値を連絡する際にプランを選ぶ必要がある時は、契約期間の無いStandard料金のプランで申し込みましょう。”Early exit fee(違約金)”がFreeとなっているものとなります。
その理由は、2つ目の「電気・ガス会社の見直し」をするためです。
2.契約している電気・ガス会社を見直す
イギリスは1999年に開始された電力・ガスの自由化が日本よりも進んでおり、数多くのサプライヤーが料金とサービスを競い合っています。
前の居住者が利用していた会社が必ずしも安いとは限らないので、あなたの利用パターンに最適な電気・ガス会社を選び直すことを強くおすすめします。
『入居時からずっと同じ会社を使っている!』という方は、毎月の電気ガス料金を大幅に節約できるチャンスですので、是非見直しをおすすめします。
それでは、その方法についてご紹介します。
イギリスの電気・ガス料金の比較方法
自由化が進んだイギリスは電気・ガス会社で大きく料金が異なる
イギリスでは1999年から家庭の電力自由化が始まり、数多くのサプライヤーが日々競争しています。
また消費者も家のサイズや、自分の利用スタイルによって電気・ガス会社を選ぶということが定着しているようです。
一方、膨大な数のサプライヤーと複雑な組み合わせのプランから自分に最適なプランを選ぶのも非常に難しくなっていますので、日本人の私たちには至難の業です。
そこで、複数の事業者の中から自分の利用シーンに合わせてプランと価格を提示してくれる価格比較サイトが発達しており、こちらの利用をおすすめします。
価格比較サイト5つを比較してみた
この電気・ガス料金の価格比較サイトも、実は沢山存在しており、どのサイトを利用するのが良いか迷ってしまいます。
そこで、今回私が知っている5つのサイトを比べて、比較可能なサプライヤーの数を調べてみたところ、次のようになりました。
1位(16サプライヤー)・・・Quidco, Money Super Market, Confused.com
2位(14サプライヤー)・・・Go Compare
3位(13サプライヤー)・・・USwitch
1位の3サイトは同じ検索システムを利用しているようで、検索結果の画面や表示されるサプライヤーの内容は全く一緒でした。
但し、この中でも特におすすめしたいのが、Quidcoです。その理由を次に説明します。
イギリスで電気ガス料金を比較するならQuidco
Quidcoはイギリスのキャッシュバックサイトで、Quidco経由でオンラインショッピングなどを行うと、その購入額の一定割合がキャッシュバックされるというサービスを提供しています。
キャッシュバックサイトについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事も参照してみて下さい。
そして、取り扱いサプライヤー数1位の3サイトの中でもQuidcoをおすすめする理由が、Quidcoを経由して電気・ガス会社を契約すると、最大で£40(約6,000円)のキャッシュバックが貰えるから。これはとても大きいですよね!
また紹介リンクからQuidcoに登録することで£5のボーナスキャッシュバックも貰えるので、その場合トータル£45になります!
貰ったキャッシュバックはPayPalに払い出したり、Amazonのギフトカードなどに交換することができます。
まだ登録していない方は是非こちらのリンクから登録した上で、比較サービスを利用してみて下さい。
Quidcoで電気・ガス料金を比較する方法
それでは、Quidcoで電気・ガス料金を比較する方法を具体的に見ていきましょう。
①QuidcoのトップページからCompare Energyを選択し、”GET QUOTE”を押す
②住居の情報、比較する対象(電気・ガス)、メールアドレスを入力
③比較結果が安い順に表示される
電気・ガス会社の選び方
あとは表示されたプランの中から、安い料金の会社を選択していくのですが、その際には単純な価格だけではなく、契約期間とEarly exit fee(違約金)にも注意しましょう。
2年や3年といった長期期間のものは、途中で早期帰国で契約期間内に解約し、違約金を取られるリスクがあります。基本的に違約金無しのプランがおすすめです。
それでは、あなたにピッタリのプランが見つかりますように!
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