【スコア公開】イギリスでクレジットカードヒストリー構築。実際に審査が通った体験談

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イギリスでクレジットカードを作りたいのですが、どうすれば審査に通りますか?

海外に引っ越すと信用情報が無いので、クレジットカードを作るのが難しいと聞きました。どうすれば信用情報が積みあがるのでしょうか?

私はイギリスに渡ってからこれまで4枚のクレジットカード発行に成功してきました。今回イギリスのクレジットカードヒストリーについて体験談を交えてご説明します!

本記事の内容

この記事を読むと、次のポイントを知ることができます。
①イギリスのクレジットスコアについて
②クレジットスコアを積み上げる方法
③クレジットスコアが無くても発行できるクレジットカード3種

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クレジットカード審査に必要なクレジットスコアとは?

クレジットスコアって何?

クレジットカードは現金が不要、前払いで買い物ができて、且つお得にポイントなども貯まって便利な存在ですよね。

日本では身近な存在のクレジットカードですが、海外に住むと驚くほど審査のハードルが高いんですよ。それは、信用=クレジットのヒストリー情報が最初は全く無く、クレジットスコアが低いから。

スコアは収入や住所など様々な条件が影響しますが、一番大事なのが「借りたお金をきちんと返しているか」という点。海外に渡ってすぐはもちろん借金はありませんし、定期的に返済するクレジットカードの利用もまだ無いので、この点は証明しようが無いですよね。

審査が通るクレジットスコアは?

最近私がクレジットカードの審査に通ったのが、イギリスの『IHG Rewards Club Credit Card』です。年会費無料で、10,000IHGリワードポイントの入会特典と普段の買い物でも£1につき1ポイント(IHG利用だと2ポイント)が付与されるおすすめカードです。

Mastercardブランドなので、イギリスのほとんどのお店で利用することが可能ですが、一方でクレジットヒストリーによる審査のハードルがあります。

実際私が審査が通った時のクレジットスコアは、credt karmaというサービスによると710pt満点のうち632ptでした。ちなみにExperianでは999pt満点のうち894pt。

クレジットスコア公開サービスとは?

クレジットヒストリーを個人毎に蓄積し、その人のクレジットスコアを公開しているサービスがあります。実際クレジットカードの審査の際も、カード会社はこのスコアを参照しています。

そしてこのスコア、本人であれば参照することができるんです。

イギリスでクレジットスコアを提供している会社は主に3つあります。

それぞれ特徴があるのですが、私が使ってみておすすめするのは「Credit Karma」になります。理由としては、

  • 完全無料サービス
  • スコアの更新が週1回(Experianは無料だと月1回)
  • アプリが使い易い

などが挙げられます。

Credit Karmaの機能

Credit Karmaではクレジットスコアを表示させるだけではなく、他にも様々な機能があります。その一例として以下のものを挙げておきます。

  • クレジットスコアが参照された履歴
  • クレジットカードの利用状況
  • 審査が通る可能性が高いクレジットカード一覧

クレジットカードを申し込んだ際には参照履歴が付きますし、また自分のクレジットカードの利用がフォローされていることで、きちんとスコアに反映されていることがわかります。

ちなみに私がCredit Karmaに登録した時のスコアは600でしたが(画像はその後12pt上昇した時のもの)、無事最初に発行できたAmexカードを日常的に利用することで、632ptまで上昇させることができました。

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クレジットスコアを上げる方法

それでは、このクレジットスコアを上げる具体的な方法について紹介していきたいと思います。

イギリス発行のクレジットカードを利用してしっかり返済する

最初にお伝えした通り、クレジットスコアに一番大事なのが「借りたお金をきちんと返しているか」という点です。

それを証明する一番手軽な方法が、クレジットカードを日常的に利用して、しっかり毎月返済すること。これを繰り返すことに限ります。

他には住宅ローンなどを借りていても同じ効果となりますが、こちらはかなり対象者が限られますね。

注意点としては、クレジットスコアの対象となるのはイギリス本国発行のカードのみ

いやいや、クレジットカードを発行するのにスコアを上げたいのに、利用できるカードが無い場合はどうすればよいの?

という質問が出てきますよね。この後でクレジットスコアがまだ積み上がっていなくても発行できるクレジットカードをご紹介しますので、ご安心下さい。

またカードの利用額は限度額ギリギリよりも、少し余裕を持って利用するのが良いと言われています。

選挙権に関する情報を登録する

クレジットスコアには、「きちんと定住している住所があるか」という点も考慮されます。クレジットカード申請時には大抵直近3年間の住所も入力する必要があります。

そしてオンラインで行える選挙権登録が住所証明として参照され、スコアに大きく影響すると言われています。しかし、私のように期間限定でイギリスに在住している外国人には選挙権がありません。

それでも毎年自宅に選挙権があるかどうかのお尋ねレターが届き、選挙権が無い場合でもオンラインでその旨を登録できますので、こちらはしっかり実施しておきましょう。

ただ私の場合、引っ越した直後でこのオンライン登録がまだできていませんでしたので、前項のクレジットカードの日常的な利用の方がより重要であると思われます。

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イギリスで最初に発行するべきクレジットカード3種

クレジットカードの審査にも難易度がある

全てのクレジットカードが難易度が高いのかというと、そうでもありません。例えば次に挙げるカードは、クレジットカードヒストリーが十分に積み上がっていなくても比較的簡単に審査を通ることができます。

  1. American Expressクレジットカード(日本でAMEXカード所有済みの場合)
  2. クレジット構築用カード
  3. 口座開設した銀行に付帯のクレジットカード

まずはこれらのカードの中からどれか作って、それを使いながら確実に返済していくことで、クレジットカードヒストリーを積み上げていくことができますよ。

American Expressクレジットカード

一番最初におすすめしたいのが、イギリスのAmerican Express(AMEX)クレジットカードになります。実はAMEXはイギリスで一番ポイント還元が多いクレジットカードなので、最初の1枚としては最適です。

そしてAMEXはイギリスでのクレジットスコアが積み上がっていなくても、グローバルに信用情報を共有する”Global Membership”という制度があるので、日本でAMEXを発行してある程度利用していればその情報も参照されるので、海外在住の人にとって非常に有利です。

ちなみに私が最初にAMEXの審査に通った時のCredit Karmaのスコアは、開設時の600ptでした。

デメリットはイギリスでAMEXを使える加盟店がそこまで多くないという点ですが、大手のスーパーマーケットやオンラインショッピングでは問題無く使えますので、そこそこ利用できるシーンは多いかなと思います。

更に詳しく知りたい方は、こちらの記事を参照して下さい。

クレジット構築用カード

イギリスではクレジットスコアが無かったり、過去に延滞などマイナス評価が付いてしまった人の為に、クレジットスコアを積み上げる為のクレジットカードが存在します。

Credit Builders”と呼ばれ、通常のクレジットカードよりも審査の基準が低くなって発行し易くなってる一方、ポイント還元などはあまり充実していません。

その中でもおすすめは、スーパーマーケットのTescoブランドのFoundation Credit Cardです。

通常Tescoのスーパー、もしくはガソリンスタンドでは、TescoのポイントであるTesco Clubcard Pointが£1ごとに1ポイント貯まり、1ポイントは1p(ペンス)相当で使えます。

そしてこのTescoポイントの凄い所は、使うお店によっては2倍から3倍の価値で使うことができるのです。

このFoundation Credit Cardは、Tescoで利用することで、£4につき5ポイントのTesco Clubcard Pointを貯めることができます(通常は4ポイント)。ポイントの使い方によって、最大3.75%(クレジットカード寄与分は0.75%)のポイント還元となります。

Tesco以外の利用では£8の利用につき1ポイントなので、その還元率は一気に下がりますが、それでも何も付かないデビットカードよりお得なのは確かです。

≫Tesco Foundation Credit Cardのページはこちら

口座開設した銀行に付帯のクレジットカード

イギリスの店舗型の銀行で口座開設する場合、大抵クレジットカードもセットで申し込めることが多いです。しかし銀行のクレジットカードで還元があるものはほぼ皆無。

ここは還元を狙うよりも、自分のクレジットスコアを積み上げるためと割り切って使っていきましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。是非ご自身のクレジットスコアについて意識してみて、お得なイギリスクレジットカードライフをお送り下さい!

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